ブルルル ブルルル ブルルル
あ、電話だ。
よっこらしょ。
あー、さみー。
あれどこだ?ケータイ。
あー、スーツの内ポケットだ。
誰だろ。
ゴソゴソ
あ、留守電になっちゃった。
間に合うかな。
もしもし?
ツー ツー ツー
あうとー!間に合わなかった。
誰からだったんだ?
え!!!!!!!!!!!!!
まさか!
どうしよう。
かけなおそうか。
どうしよう
どうしよう
どうしよう
どうしようどうしようどうしよう
よし!
DOしよう!!!
電話しよう。
なんと!!!
怪奇現象!!!!!
「お客様のおかけになった電話番号は(略)ません」
うーーーん。
なんだこれ。
そもそもこの電話番号おかしいよ。
誰よ
じゃ無くて
何よこれ。
着信のあった電話番号
12桁なんだもん。
なんだこれ。
ん?
名探偵pomの名推理。
これ、海外からじゃない?
2004年以来のあの子からの電話だよきっと。
タイランのホテルで働いていたmiwaちゃんからの電話だよ!
くそー
出そびれたー!
俺、miwaちゃんに電話番号教えたか?
違うな。
俺が帰国後にタイランに国際電話かけたんだ。
バンコクからプーケ入りしたのは忘れもしない、
11月26日。
その1ヶ月後だった。
スマトラ沖地震。
ブラウン管の向こうのプーケ。
僕らが泳いだ海だった。
あんなにキレイだった海が無残な姿に化していた。
僕は国際電話をかけた。
あのビーチから歩いて5分とかからない場所にあったホテルに。
miwaちゃんが働いていたホテルに。
「コープンカップ ジス イズ pom。
メイ アイ スピーク トゥー ジャパニーズ miwaちゃん?」
しばらくして
「もしもし」
「あー、良かった無事だったんだ。pomです。覚えてますか?」
そんな会話だった。
いや、あのとき俺のケータイ教えたか?
教えてねーだろ。
教えたのかな。
教えたんだよきっと!
どれ着信履歴は?
冒頭が「966」かー。
どこだ?
えー?
サウジアラビア?
miwaちゃん。
サウジのホテルで働いているのかい?
今日はこのへんで。